腸内環境からウツ改善!健康な腸があなたを幸せにする仕組み

「大事な会議の前に限ってお腹が痛くなる、、」

「旅行先の慣れない環境で便秘気味になる、、」

みなさんはこういった経験に悩まされたことはありませんか?

緊張やストレスといった不安定な心の状態が、お腹の不調につながるのはよくあることです。

このことからも分かるように、腸内環境と脳内環境には深い関係があるのです。

近年の研究では、腸内フローラがうつ病を予防・改善する働きを持つことも明らかになってきました。

うつ病予防のカギとなるのはずばり、腸内で作り出される「幸せホルモン」です。

腸の健康がわたしたちの脳に幸せをもたらすメカニズムとは一体何なのでしょうか。

今回の記事では、腸と脳の関係や、腸の健康がうつ病を予防する仕組み、幸せホルモンを増やす方法についてお話します。    

 

 

腸と脳の深い関係

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腸は第二の脳

  腸は単なる消化吸収の器官ではありません。

腸内には人体の55%にものぼる毛細血管と、1兆個もの神経細胞が集中しています。これは脳に次ぐ神経細胞の多さです。

このことから、腸は「第二の脳」とまで言われています。腸も、脳に劣らぬ複雑な機能を持っている、ということですね。

腸の働きについては、以下の記事に詳しく書きましたので、ぜひ参考にしてみてください。

 

gurutontantan.hatenablog.com

gurutontantan.hatenablog.com

 

   

腸はココロを映し出す鏡!?

  腸内フローラの働きの一つとして、神経伝達物質の合成が挙げられます。 この神経伝達物質の中に、精神を安定させ幸福を感じさせる「セロトニン(別名幸せホルモン)」も含まれます。体内の90%ものセロトニンが腸に存在しています。

良い腸内環境であれば、このセロトニンは腸内で正常に作られ、脳にきちんと届けられるのです。 まさに、腸と脳、そしてココロには密接な関わりがあると言えます。

私たちが感じる幸せに、脳だけでなく腸が大きく関わっているとは驚きですよね。    

 

 

腸内環境の悪化がうつ病を引き起こす?

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腸内環境の悪化がセロトニン不足を招く

  先ほどお話ししたとおり、腸は精神の安定をもたらすセロトニンの合成に大きく関わっています。

セロトニンは、腸内で、必須アミノ酸の一種であるトリプトファンとビタミンB6を原料としてつくられます。これらを分解し、セロトニンを合成するために必要なのが腸内フローラの活発な働きです。

いくらトリプトファンやビタミンB6を摂取したとしても、腸内環境が悪く腸の働きが鈍いと、セロトニンは正常に作り出されずセロトニンの供給不足となります。

こうしてセロトニンが不足すると、精神が不安定になったり、やる気がでなくなったりしてしまいます。

うつ病の大きな原因の1つが、このセロトニン不足なのです。

実際、うつ病患者などに処方される「抗うつ剤」の有効成分に、セロトニンが含まれています。  

 

うつ状態の時は腸内環境も悪い?

  うつ病などの精神疾患を患う人の多くが、過敏性大腸症候群を伴っていると言われています。 またうつ病患者の腸内は、善玉菌が少なく悪玉菌優位な、腸内フローラのバランスが悪い状態であることも多いようです。

腸内環境が悪いことが一因となってうつ状態になるのか、うつ状態だから腸内環境が悪くなるのか、どちらが先かは明確ではありませんが、少なくとも腸内環境と精神疾患は相互関係にあるのでしょう。

ですから、腸内環境を改善させることで、うつ病予防や症状改善につながる可能性が十分期待できるのです。

あなたの腸内に悪玉菌が増えすぎていないかチェックするには、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。

 

gurutontantan.hatenablog.com

 

   

 

 

腸内環境を改善してうつ病を予防・改善するには?

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セロトニンを増やそう

  うつ病を改善するには、セロトニンを作る土台である腸内環境を整え、セロトニンを正しく合成する必要があります。

そのためには、セロトニンの原料となるトリプトファンやビタミンB6を含む食べ物と、善玉菌を増やして腸内環境を整える食べ物の両方を摂取しなければなりません。

また、腸内環境は1日でよくなるものではありません。外から得た養分は長くは腸に留まらず、便となって排出されてしまうからです。

ですから、善玉菌を増やす養分やセロトニンの原料となる養分が、常に腸にいる状態にするために、以下の食品を習慣的に摂取するのが望ましいでしょう。  

トリプトファンが摂取できる食べ物

牛乳、チーズ、大豆製品、ナッツ類、イクラ、バナナなど  

ビタミンB6が摂取できる食べ物

マグロ、カツオ、レバー、バナナ、サツマイモなど  

善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれる食べ物

  • 乳酸菌やオリゴ糖を含むヨーグルトやサプリメント
  • 発酵食品(みそ、ぬか漬け、キムチ、納豆、チーズなど)
  • オリゴ糖食物繊維を多く含む野菜や豆類、果物(アスパラ、玉ねぎ、ゴボウ、バナナ、大豆など)

 

gurutontantan.hatenablog.com

 

忙しく食事に気が使えないあなたは、乳酸菌やオリゴ糖が多く含まれるサプリメントを摂取するのも1つの手段でしょう。

サプリメントならば、少量でも、手軽に1日に必要な乳酸菌やオリゴ糖を取ることができます。また、継続して取るのが簡単なので、日々の食事にプラスしてみるのもおすすめです。  

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まとめ:腸内環境改善でうつ病予防、安定した精神状態へ

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今回の記事では、腸内環境と脳の相互関係と、腸内環境を改善してうつ病を予防・改善する方法についてお話ししました。

良い腸内フローラが、幸せを感じさせるセロトニンの合成を促進してくれます。腸内環境を整えてセロトニンを合成する土台を作り、セロトニンの原料となる食べ物を摂取することで、セロトニンは正しく作られるのです。そしてセロトニンが正常に分泌されることで、うつを予防・改善することができます。

腸内環境とうつ状態の深い関係がお分かりいただけましたでしょうか。

最近気分が落ち込んで悩んでいる、というあなたはぜひ、腸内環境を整えることから始めてみるのをおすすめします。