腸内フローラで肥満は変わる!?痩せやすい体作りのための3つのポイント
ダイエットのために食事を減らしているのになかなか体重や脂肪が減ってくれない、ダイエットをやめた途端リバウンドしてしまう、そういう経験をしたことはありませんか?
そのような問題を、体質や遺伝で片付けてしまっていませんか?
痩せにくいことや、すぐにリバウンドしてしまうのは、腸内フローラのせいかもしれません。
今回は、腸内フローラがどのように肥満に関係しているのか、そして痩せやすい体作りのための3つのポイントについてお話します。
肥満の仕組み
自分の体を痩せやすくするためにはどうすれば太ってどうすれば痩せるかを知る必要があります。
それでは太る、ということはどういう仕組みで起こるのでしょうか。
肥満は吸収と代謝のバランスで決まる
体に溜まっていく脂肪は、吸収される脂肪分から代謝によって燃やされる脂肪を引いたものとなります。
この吸収と代謝のバランスが動くことによって、体脂肪の量が変化していくのです。消費される量の方が多ければ脂肪の量が減っていくということになりますね。
痩せる方法は2つしかない
痩せる方法は基本的には二つしかありません。
それは、 吸収を減らす か 代謝を増やす のどちらかです。吸収と代謝の差が体脂肪として蓄積されていくので、痩せるためには、吸収される脂肪を減らすか、代謝によって消費される脂肪の量を増やすかの二つが方法としてあるということです。
具体的には、食事量を減らすなどのダイエットは吸収を減らすということに関係し、運動をするなどのことは代謝を増やすことに関係しています。
腸内環境が悪いとそれだけで太って見える!?
腸内環境が悪いとそれだけで太って見えることがあります。その原因は以下の二つです。
腸がむくむ
腸も足のようにむくむものです。特に腸内環境が劣悪だと、腸がむくんでしまいお腹周りが大きく見えます。
ガスが出る
腸の調子が悪い時に、お腹が張っている感じがすることがありませんか?
それは、腸内でガスが出ていることが原因のことが多いです。腸内でガスが出ることによって、お腹周りが大きく見えてしまいます。
肥満を変えるデブ菌とヤセ菌
腸内フローラに、デブ菌とヤセ菌と呼ばれる菌があるのを知っていますか?
腸内には、脂肪を吸収しやすくしてしまうデブ菌と、脂肪の吸収を抑える働きをするヤセ菌があるのです。
デブ菌と呼ばれるファーミキューテス門
デブ菌と呼ばれるのは正式にはファーミキューテス門というものです。
これが多いと血中の短鎖脂肪酸が少なくなります。短鎖脂肪酸は血中から吸収する脂肪の量を抑制する働きを持つもので、ファーミキューテス門が多いことによって短鎖脂肪酸が減ると結果として脂肪が吸収されやすくなります。
このようにファーミキューテス門は食事から多くエネルギーを吸収し、脂肪も多く体内に吸収してしまうため、デブ菌と呼ばれています。
ヤセ菌と呼ばれるバクテロイデス門
逆にヤセ菌と呼ばれるのがバクテロイデス門です。
バクテロイデス門は短鎖脂肪酸を生合成します。そのため、血中で脂肪の吸収が抑制される効果が高まり、痩せやすくなるのです。
デブ菌とヤセ菌などの腸内環境を確かめるには
体質や遺伝だと思っていた太りやすいことや痩せにくいことは、このデブ菌とヤセ菌のバランスが原因かもしれません。そのため、腸内環境を整え腸内フローラを改善することは体質から肥満を改善することに役立ちます。
近年は科学の発達により、自分の腸内環境がどのように調査する方法も整ってきています。
自分の腸内の状態が詳しく知りたい方、簡単にどれくらい自分の腸内環境が荒れているのかの目安を知りたい方は、長寿菌からデブ菌までわかる!?腸内細菌とその検査方法で記事を書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
腸内フローラで肥満を解消するための3つのポイント
腸内フローラから肥満を解消するために重要なのはずばり、食事です。おさえたいポイント3つにまとめました。
腸内フローラを変えたければ食物繊維をとれ!
腸内フローラを変えるには、善玉菌のエサとなる食物繊維を摂ることが効果的です。食物繊維には2種類あります。不溶性と水溶性です。
今回のデブ菌を減らして肥満を解消するためには、水溶性がオススメです。 逆に不溶性は便秘を解消するのにオススメです。
腸内フローラは朝変えろ!
腸内フローラを変えるのに効果的な時間は朝です。
朝は1日の始まりであり、腸内環境もリセットしやすく、変えやすい状態になっています。そのため、朝に腸内フローラを変えることが有効です。
オススメの食材はもちむぎ!
ずばり、オススメの食材はもちむぎです。もちむぎには食物繊維が豊富であるだけでなく、βーグルカンという物が含まれています。このβーグルカンは糖質や脂質を包み込み吸収を抑えてくれるものとなっています。
もちむぎダイエットはフジテレビでも取り上げられたものですが、なぜもちむぎがいいのでしょうか。
もちむぎはお米に混ぜて主食とできるので、手軽にかつ多く量を摂ることができます。
また、先ほど述べたようにβーグルカンが含まれているので、糖質や脂質の吸収を同時に抑えてくれるのです。
1種類の食物繊維では腸内が飽きてくるため、時折他の食物繊維も摂るようにするとより効果的です。
このもちむぎダイエットは、早ければ2週間ほどで効果が出るようですが、すぐに効果が出なくても焦らないことが大事です。腸内環境は継続する事によってだんだんと改善されていきます。